
ベッドに寝転んで、銀ちゃん(映画「ミナミの帝王」)を見ていました。
銀ちゃんファンのすぎやん、外せない番組のひとつです。借金を取り立てる銀ちゃんの子分と債権者のやりとりが、すぎやんの笑いのツボ。大声で笑ってます。
でもこの日は、何となくしんどそうな様子です。「大丈夫」と言いつつ、「年々弱る」と、ちょっと弱気になっていました。
すぎやんがベッドに寝転んでいるので、車椅子の拭き掃除にいそしみました。
せっせと拭きつつ、ふとすぎやんを見ると、何ともいえない顔をして私を見つめていました。
昔、あれこれ文句を言いつつ、まめに車椅子の掃除をしていたのは、母でした。そして今は、私が同じことをしています。
すぎやんの中で、私と母が重なってしまう一瞬のようです。
痴呆症の方の「扉どんどん叩き」は続いているようで、相変わらずすぎやんはご立腹。
加えて、足の腫れが一向に引かないので、装具が合わない状態が続き、歩行練習が思うようにできないこともあって、ストレスがさらに溜まっています。
ただ装具については、施設長さんとも話し合い、新たに製作する方向で話を進めてもらうことにしたばかりです。
この日の晩ご飯は、混ぜご飯でした。混ぜご飯(かやくご飯)が大好きなすぎやんは、ご満悦の様子です。中には、小さいカニの身が混ざっています。
「どうせ、カニの缶詰を、のせとんねんやろ」
カニ缶って高いねんで、すぎやん。
JUGEMテーマ:それでも続く日々……の中で。