2007年7月1日のすぎやん

2007年7月1日のすぎやん


この日も、テレビには「そこまで言って委員会」が映っています。

「(山口)もえの代わりのやつが来とる」
「うん、もえちゃん、子供産んだからな」
「へぇ、そうか。あいつに子ができたんか」

普段は「あんなやつ、出さん方がええ」とか言っているのに、出ていないと気になる様子です。

テレビを見ながら「腹、へった」と言っているすぎやん。おやつのまんじゅうを「いらん」と言って返したくせに、私のためにスタッフが持ってきてくれたまんじゅうを食べようとします。
私の「自分、『いらん』って今言うてたやん」の言葉に、はっと気付いたすぎやん。

「わし、卑しいのう」と言いながら、「半分でええんや」と、半分だけ割って食べてました。

土曜日の夕刊に掲載される、1週間分のテレビ番組表を毎週配達するようになって、約2ヶ月。なかなか好評です。
2ページに1週間分掲載されているので、しょっちゅう曜日を見間違えたりしていますが、活用してくれているようです。

「朝、(リビングで)ニュースだけ読むんや。これまでやったら『番組表ないぞ!』って怒鳴ってたけど、今はそんなことせんでええ。職員も『こんなん、あるんや』って言うとったぞ」

この日も、持って行った番組表をチェック、吉本新喜劇の座長のひとり、小籔千豊くんメインの新喜劇が放送されることを知り、早速チャンネルを合わせています。番組タイトルも「小籔新喜劇」。
すぎやんは、小籔くんがお気に入りなのです。

「3時半から小籔新喜劇がある。小籔、えろうなりよったのう。吉本新喜劇ちごうて、小籔新喜劇や」

しきりに感心していましたが、見始めると「おもろない」とすぐ飽きた様子です。
ほんまに、集中力がないおっさんですわ。

テレビを見るすぎやん




2007年7月8日のすぎやん

2007年7月8日のすぎやん


最近、よくアニメを見ている様子です。

「わし、漫画見るねん。ほれ、顔の長いおかんが出てくるやつで・・・」
「???」
「何やったかいな、あれ」

「顔の長いおかん」が出てくるアニメって、何じゃいな?
そこで、すぎやんが持っている番組表をチェックして、ひらめきました。

「もしかして、しんちゃんのこと? 『クレヨンしんちゃん』」
「そうや、そうや。あれ、おもろいぞ」

さらに突っ込んで聞いてみると、ドラえもんも見ているらしいです。でも一番おもしろいのは「サザエさん」だとのことです。

年齢のせいか、人の名前やテレビの番組名をなかなか思い出せません。でもちょっとヒントを与えると、うなりながらでも思い出すことが多いです。
頭を使うように心掛ける様子には、いつも感心します。

名前こそ思い出せませんでしたが、テレビに船越英一郎さんが映ると、「松居一代のだんなや。2時間ドラマの帝王やろ」と言っています。

「この人、船越英二の息子やで」
「え、ほんまか」
「そやで。そやけど、船越英二も死んだわ」
「ほんまか」
「うん、最近やで。もうええ年やったからな」
「昔、よう映画に出とったわ」

そして、私に「報告すべきこと」を一生懸命思い出しながら言っています。

「イヤホン、ならんようになったから変えたぞ。そこに置いてある」
「ならへんのやったら、古いの捨てたらええやん」

イヤホンハードユーザーのすぎやんのために、新品を常にストックしてあるのです。

「いや、わしは絶対捨てへん。無駄遣いしてるって言われるから」
「昔、無駄遣いばっかり、しとったやん」
「悪かったな、って(私の母の)写真に謝ってるんや」

テレビの横には、私たち親子3人と私の伯母の4人が写った写真が飾ってあります。
母も伯母も、既に故人です。

「謝るんやったら、もっと写真、大きくしたろか? なんやったら、遺影、持ってこよか?」
「いらん!」
「なんやったら、じいちゃん、ばあちゃん、母ちゃんの3人分・・・」
「いらん、化けて出よる」
「枕元に貼ったろか?」
「いらん!」

不毛な会話・・・。




2007年7月15日のすぎやん

2007年7月15日のすぎやん


軽く寝違えて首を痛めてしまいました。
「首が痛い」とすぎやんに言うと、「誰と寝とったんや」と言われてしまいました。

「(ひとりで)おとなしいに寝とったら、そんな首が痛うなるわけ、あらへん」
「自分がどんな格好で寝てるかなんて、わかるわけあらへんやん」
「そらそやな。お前は寝癖、よかったもんな」
「そやった?」
「おう、よう見てた。おかん(私の母・すぎやんの奥さん)は寝相、悪かったけどな」
「疲れたはったんやで」
「そうか。そやけど、あいつは死ぬのが早すぎる」
「そやかて、しゃあないやん。平均時速60キロやったとしたら、あの人は120キロくらいで走ってたもん」
「もっとゆっくり、生きたらよかったんや」
「・・・誰が走らせたんかな・・・」
「わしが悪いんかい」
「だって、北で借金すれば行って返し、南で事故起こしたら尻ぬぐいをし、東で警察に捕まったら迎えに行き、西でアル中になったら入院させ、やったやん。あの人の人生」

そして突然もよおしたすぎやん、トイレに行きました。
ズボンを下げ、便器に座り、用を足している間も、ずーっとしゃべり続けています。

「ちょっと落ち着いて、黙って用を足したら?」
「普段は誰ともしゃべらへん。お前がおるから、うれしいてしゃべってるんや。職員も相手にしよらへん」
「忙しいからやん。誰も相手にしてへんことないで」

爆音を伴った排便終了後、パンツとズボンを上げるのを手伝い、その後は毎度おなじみの武勇伝を聞かされました。

「ええよなぁ、そういう生き方ができたら」
「くよくよしたって、しゃあない」
「ずーっと、我中心やもんな」
「そやけど、わしも変わったぞ」
「変わったかしらんけど、自分中心っていうのは、ずっと変わらへんやん」
「わしはそれで生きてきたんや。他人に迷惑さえかけへんかったら、ええんや」

迷惑かけた、っちゅうねん。少なくとも、母と私には。




2007年7月22日のすぎやん

2007年7月22日のすぎやん


数日前、居室担当のつねちゃんから、ショートパンツのファスナーが壊れたとお電話をいただきました。
スーパーで特売を物色して購入、持って行きました。

壊れたファスナーをよく見ると、ファスナー自体ではなく、ファスナーを上げ下げする箇所がちぎれてしまっていました。これでは使えません。
すぎやんは、「もったいないな、おしいな、どうすんねん、これ。捨てるんやろ」とか、何度も言っています。

なのに新品を見たら、そんな言葉はすっかり忘れてしまい、「これ、ええわ。色もええし、ぬくい」と絶賛。
私がいる間に3人のスタッフが部屋に入ってきたのですが、全員に「これ、ええやろ」と自慢していました。

テレビはよく見ているようで、最近では結構夜更かしをしている様子です。
テレビで見た映画のことを話したり、印象的なCMが流れると、真似したりしています。

この日、「クイズ!ヘキサゴン」の再放送を見ていたのですが、すぎやんは「へさきごん」と言います。
「へさきごん、とちゃうで。ヘキサゴン、やで」と修正しても、ずっと「へさきごん」。

ま、ええか。




2007年7月29日のすぎやん

2007年7月29日のすぎやん


歩行リハビリの際に使用する装具の痛みが激しくなってきました。特に右の装具は、マジックテープが止まらない状態になっています。
去年作り替えの話が出たのですが、足の腫れがなかなか引かず、やっとましになってきたかなという時に入院騒ぎがあり、結局そのままになっています。
何とかしないといけないです。

何でスイッチが入ったのかがわかりませんが、すぎやんの昔話がまた始まりました。
でも今日は、それまで聞いたことがない話だったので、ちょっと聞き入りました。

戦後の食糧難の時、池に大きな貝を捕りに行って自分で炊き、売りに行って小遣いにした。日雇いの土方もやった。

中学を出て、釜炊き(ボイラー)の仕事を3人一組でやった。最初は三重県松坂市へ行き、次に鳥取県米子市に行った。3人で数ヶ月間同じ場所で過ごしたが、帰阪が決まると、金目の道具を売り払い、料理屋でどんちゃん騒ぎをして、夜行で大阪に帰った瞬間に会社を首になってしまった。

その後はぶらぶらしていたが、見かねた姉婿が仕事を紹介してくれ、小荷物配達からスタート。普通免許を会社で取得して、オート三輪の運転を始めた。
大型二種(バス)の免許も取りに行ったが落ちた。

そうこうしているうちに、この会社への本採用が決まった。
これからの時代は大型だと感じ、自費で古川橋(大阪府門真市・運転免許試験場があります)に行き、大型特殊・牽引車の試験を受け、同じ日に両方の技能試験に合格した。

その時、20人くらいの受験者がいたが、合格者は1〜2人だけだった。試験が難しく、何度も不合格となっている人も多い。
試験はむちゃくちゃ緊張したが、試験官に「プロの運転手やねんから、走るとこはちゃんとスピードを出すように」と指示があった。
コースを一周し、書類が手元に渡されれば合格だったのだが、「よっしゃ!」という言葉とともに書類が戻ってきた時には「うれしかったぞ!」。
他の受験生からも「よかったなぁ」という言葉とともに、拍手が起こった。

そんな話を、2時間近く聞いていました。

今から思えば、すぎやんの運転技術は確かでした。まだ車の性能が今ほど安定していない頃から運転しているので、車のことについても熟知しています。
私自身が運転免許を取得して、初めてすぎやんの偉大さに気付きました。
「今は運転、みんな下手くそや。点検も整備もしよらへん。それにナビがなかったら、どこにも行かれへん」の言葉には、説得力があります。

酒さえ飲まなければねぇ。




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